肺腺がん9年目の闘病記

CRP検査

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 CRPの数値がかなり高くなった事があるのまネコです。血液検査にCRPという項目があるのを知っていますか?今回は、CRPとは、CRPの数値は何を意味するのかなどについて書きたいと思います。(この記事は、1分で読めます。)
CRPとは
 「CRP(C-リアクティブプロテイン)」は、体内で炎症が起きると血液中に分泌されるタンパク質のことです。

 このタンパク質は、何らかの病気(感染症、膠原病、心筋梗塞、肝硬変、悪性腫瘍、敗血症、組織損傷など)による免疫反応が起きると、炎症を抑えるために肝臓で合成され、血液中に放出されます。

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 強い炎症が起きるとCRPの量も増えますので、血液検査で数値を確認する事で「病気に罹っているか」、「病気の度合いはどうか」といった事が分かります。

 新型コロナウイルスを検出する「PCR検査」とは違いますのでお間違えなく('_')

基準値
 CRP検査の基準値は、0.30mg/dL(1dL=100ml=100cc)以下とされています。
 病気でない場合の数値は、子供はほぼゼロですが、年を取るとある程度の数値が出ます。経験からすると、0.50/dL位なら問題ないと思います。

 数値は、免疫障害でも上がります。
 僕は、高い数値(0.70/dL以上)が続いて、ヘロヘロになっていた時期がありました。
 最高値は、測定不能(35.00/dL以上)で、急性虫垂炎に罹った時でした。

検査結果は2日前の状態
 CRP検査の結果は、非常に役に立ちますが、CRPの量は上昇するのが遅いため、概ね2日前の状態を表すとされています。

 2日前の新聞のようなものだから、むしろ読まないほうが良いと言う医者もいます。

 とは言っても、細菌が原因の病気では、CRP検査の数値を参考にするしかないので、数値を基に治療計画を立てています。

血液検査を確認する習慣を
 血液検査は、自分では気付かない体調の変化を教えてくれる大事なデータです。

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 今回のテーマにした、CRPのほかにも、白血球中の免疫細胞数、肝機能の数値(γ-GTP、AST、ALT)、腎機能の数値(尿酸値)などの病気につながる検査結果を確認できます。

 血液検査のコピーは、医者にもらえますので、家に帰ってからじっくり見てはどうでしょうか。

本ブログについて
 治療や入院でブログ投稿の期間が開く事がありますのでご了承ください。
 2022.8.23に脳腫瘍の摘出手術を受けますので、前後約2週間はブログをお休みします。