肺がんの検査
各種検査で肺腺がんが判明したのまネコです。今回は、肺がんが疑われた場合にどんな検査でがんと認定するのかについて書きたいと思います。(この記事は、1分で読めます。)
肺がんが疑われた場合の検査手順
病院の設備によって違いがありますが、概ね以下の検査が行われます。
バイタル測定:脈拍、血圧、呼吸、体温
問診:体(肺)の状態を診察
血液検査:腫瘍マーカー、PCR
胸部X線:腫瘍の状態を確認
胸部CT:腫瘍の詳細を確認
頭部MRI:腫瘍の転移を確認
病理検査:腫瘍組織の採取
主な検査の内容
血液検査
全ての検査項目と腫瘍マーカー(主にCEA、CA19-9、CYFRA、SCC抗原)、CRP(体内の炎症)の検査をします。
血液検査を外注している場合は、結果が判明するまで数日かかる場合があります。
胸部X線
X線を使って、胸部(首から下、腹部あたりまで)を撮影する画像検査です。
腫瘍が肋骨など骨の影にある場合は、発見できない事があります。
胸部CT
X線を使って、胸部から腰までを撮影する画像検査です。
腫瘍やその周りに転移した腫瘍を撮影することが出来ます。
造影剤を使用することがありますが、同じ日に頭部MRI検査をする時は、造影剤の種類が違うので、どちらかに使われます。
頭部MRI
強力な磁気を使い、脳の断面画像を撮影する画像検査です。
磁気は、金属を吸い寄せたり、熱を発するので検査前に外します。(ワイヤーを使ったマスク、入れ歯など)
肺腺がんの場合、脳に転移している可能性が高いので検査します。
病理検査
遺伝子変異検査や抗体検査に使うため、がん組織の一部を採取します。
検査は、がん細胞が含まれた体液でも可能ですが、採取できない場所にある場合は、内視鏡を使って採取する事もあります。
病理検査は、ほぼ外注なので結果が分かるまで1週間程度かかります。
検査結果
以上が検査の手順ですが、2,3日に分けて検査すると思います。
一口に肺がんと言っても、肺がんの種類は、肺腺がん、扁平上皮がん、小細胞がん、大細胞がんの4種類あります。
がんの種類や大きさによって治療方針が違うので、肺のどこで発症しているか、病理検査結果などを慎重に分析しなければなりません。
僕の場合、2013年5月28日に入院し、肺腺がんと確定したのが6月4日でした。
色々と検査しても、結果が分からないとなると不安が募りますね。
がんと分かった場合は、もっと不安になりますが…