肺腺がん9年目の闘病記

医療リハビリと介護リハビリ

f:id:nomanekogan:20220317172815j:plain

 脳転移腫瘍の影響で左の手足が中度の麻痺になり、デイサービスに通っているのまネコです。今回は、病院でリハビリ受けられる疾患と利用日数、利用日数が過ぎた場合、どういった手続きでリハビリを続けられるかについて書きたいと思います。(この記事は、90秒で読めます。)

医療リハビリの日数制限
 厚生労働省は、2006年の診療報酬改定で、健康保険を使ったリハビリ医療を脳血管疾患、運動器、呼吸器、心大血管疾患に限定し、利用日数
 血管疾患   180日
 運動器    150日
 呼吸器      90日
 心大血管疾患 120日
制限しました。

 この改定は、3月10日公開、4月実施と急なもので、該当しない疾患の人や日数を過ぎている人は、病院のリハビリから追い出されることになりました。

f:id:nomanekogan:20220317173106j:plain

 要は、「医療費がかさむので、回復の見込みがない者は、2000年に創設した介護保険制度を使え」という事です。

 僕も病院で麻痺のリハビリを受けていましたが、1年半で追い出されました。

介護保険制度を使うには
 運動器のリハビリの話になりますが、介護保険制度を使えば、デイサービス(通所介護)でリハビリを続けられます。

 これには①市区町村による介護認定を受ける②ケアマネージャー(ケアマネ)と契約する③本人、ケアマネ、デイサービス業者(業者)の三者契約をする事が必要です。

介護認定
 市区町村の介護認定担当窓口に「介護保険要介護・要支援認定申請書」を提出します。
 調査員から連絡が入り、自宅訪問の日程を調整します。

f:id:nomanekogan:20220317173404j:plain

 調査員が訪問し、体の状態の確認、質問をして一次審査をします。
 市区町村が審査会議を開き、一次審査を基に介護度を認定し、介護保険被保険者証を発行します。

 介護認定についてはここ認定基準についてはここをクリックすると詳しい内容の記事が開きます。

ケアマネとの契約
 市区町村が発行する資料(ウエブ)からケアマネを選んで契約します。
 とは言っても、どのケアマネ(会社)を選ぶかは、難しいと思いますので、ケアマネと契約している知人から評判を聞いたたり、自宅から近いといった条件で選ぶと良いかと思います。

三者契約
 快適にリハビリを長く続けるためには、業者選びが肝心です。
 設備、清潔さ、利用者、スタッフ、快適さなど自分の条件に合った業者を選ぶ必要があります。

 これは、ケアマネに業者を数件探してもらい、体験を通じて確かめることが出来ます。
 体験は、業者が送迎してくれるので、交通費はかかりません。

f:id:nomanekogan:20220317174021j:plain

 僕は、2か所目の体験で業者を決めました。
 業者が決まると三者(本人、ケアマネ、業者)契約となります。

介護リハビリへの移行
 医療リハビリの利用日数を気にしてリハビリをしている人は少ないと思いますが、日数満了前に介護認定とケアマネとの契約を済ませておけば、介護リハビリがスムーズに受けられます。