肺腺がん9年目の闘病記

最近の話③

最近の話③

 タグリッソが効かなくなるも光が見えたのまネコです。今回は最近の話第三編(2022.1月現在)について書きたいと思います。

これまで(箇条書き)
2021年
1月 CEA二桁
5月 原発が再発
7月 CEA 73.1、CA19-19 25.2
   タグリッソ耐性確定
8月 体幹部定位放射線治療(4回)

看護師10月 CEA 70.2、CA19-19 10.5
12月 定位放射線治療(20回)
腫瘍マーカー基準値
(CEAー5.0以下 CA19-19ー37.0以下)

その後の話

 前回(最近の話②)は、12月に頭部のMRI検査を受けるけど、脳に転移していないかと不安な毎日といった下りで閉じさせていただきましたが、医者と話して肺の状態を見るために12月はCT検査に変更し、1月初旬にMRI検査をする事にしました。

がん細胞 放射線治療 

 その結果、原発腫瘍とリンパ節転移腫瘍が放射線で苦しんでいる様子が見て取れました。一先ず安心です。

いよいよMRI検査

 1月に入ってのMRI検査
 検査後、診察室に入って主治医の仕草で分かりました「転移なし」もう8年以上のお付き合いですから分かるんです。

今年2月の画像と比べても変化は無し(良かった!)
転移腫瘍の治療で、先手を打てたかも

腫瘍マーカーも改善

ネコ 腫瘍マーカー

 おまけに腫瘍マーカーが
  12月 CEA 68.6、CA19-19 16.4
から1月 CEA 13.0、CA19-19    2.5

下がりました(ヤッホー!)

存否不明の転移性脳腫瘍

 主治医が以前から気にしている脳腫瘍
 腫瘍に丸い穴が開いる状態

脳腫瘍 穴

 権威ある医者に聞いたところ

 壊死と思う、腫瘍の厚みに注意

 空洞には水が溜まっている

 脳のPETがあるが、多分判断できない

 要は、腫瘍の生死が判断できないとの事

ありがたい勘違い

 権威ある医者の話は、主治医と共有していたのですが、主治医が脳のPET(11Ⅽ-メチオニンPET検査)を受けると勘違いして紹介書を作っておいてくれました。ありがたいですね。

脳のPETについて

 通常のPET検査は、食事を抜いて「18F-FDG」という薬剤を使い、がんと結合した状態を画像に納めます。

 簡単に言うとがん細胞が糖分で活動している仕組みを利用し、がん細胞のありかを見つける検査です。
 ですから、常に糖分を必要とする脳を通常のPETで検査しても意味がないのです。

PET検査装置

 「11Ⅽ-メチオニンPET検査」は、薬剤である「11Ⅽ-メチオニン」正常な細胞への取り込みが少ない事を利用した検査で、MRIでは判らない脳腫瘍の生死を鑑別するといったものです(少し怪しい気がしますが)。

最後に

 まだ予断を許せませんが、1月の診察では光が見えました。
 医者への信頼度もアップ
 薬(テセントリク)の問題が残っていますが、10年目を迎えられたらいいなと思います。
 では、また(^-^;