肺腺がん9年目の闘病記

最近の話⑧

 のまねこです。前回(最近の話⑦)書いた記事から進展(PET-CT検査結果、脳水疱の状態、治療法の再々変更)があった事について書きたいと思います。(この記事は、1分で読めます。)

PET-CT検査の結果
 12月23日にPET-CT検査の結果を聞きに主治医の診察を受けました。
 僕としては、「どこにも腫瘍はない」と高をくくっていたのですが、新たな腫瘍が見つかりました。

 場所は、首と縦郭のリンパ節で、それぞれ2個(最大1.7㎝)でした(左が縦郭、右が首)。

 2021年5月に検査を受けた時には、原発の(左肺の上部)腫瘍の再活動が確認され、8月に体幹部定位放射線治療(4回)、10月に縦郭リンパ節に見つかった腫瘍は11月から12月にかけ定位放射線治療(20回)で消滅したのに発症が早過ぎです。
 また、面倒な事になりました。

脳水疱の状態
 脳腫瘍摘出後の状態について、12月のMRIでは、直径4㎝の空洞が1㎝程度の大きさなったと、最近の話⑦に書きました。

 その画像を6月の画像と対比してアップします。

治療法の再々変更
 2021年7月に分子標的薬「タグリッソ」が効かなくなり、免疫チェックポイント阻害薬「テセントリク」が次の候補に挙がっていました。

 10月に主治医から、ABCP療法(抗がん剤、アバスチン、パクリタキセル、カルボプラチンに免疫チェックポイント阻害薬「テセントリク(アテゾリズマブ)」を掛け合わせた治療法)に舵が切られたのですが、過去にカルボプラチンでアナフィラキシーショックになった事があったので、医者のミーティングで「危険」と指摘され、主治医が断念し、テセントリク単剤で話が進んでいました。

 今回の診察で、僕の方からABCP療法について考え直してもらおうと思っていたのですが、意外や意外、主治医の方からABCP療法をするという話がありました。理由は、「危険かもしれないが禁忌(きんき、していけないこと)ではない。」とのこと。

 ほかの医者の意見を押し戻したのか、今回新たながんが見つかった事によるものかは分かりませんが、頼れる医者であることに間違いありません。

 来年6月には、がんが見付かって10年になります。
 ABCP療法で効果があれば、新薬が発売されるまで生きられるかもしれません。