アレルギー反応
抗がん剤でアナフラキシーショックになった事があるのまネコです。今回は、アレルギー反応、何が関係しているか、アレルギーの症状などについて書きたいと思います。(この記事は、2分で読めます。)
アレルギー反応はなぜ起きるのか
人間には、自分の細胞と外から侵入した異物とを区別し、異物を排除しようとする免疫機能があります。
通常は異物でない物も、体質によって異物(アレルゲン)と認める場合があって、IgE(アイジーイー)などの抗体を作り、体を守ろうとします。
こうした作用をアレルギー反応と言って、人によって何が原因でアレルギーになるかは違います。
アレルゲン
アレルゲンとは、アレルギー反応が起きる物質の事で、食品、花粉、真菌(カビ)、動物、昆虫、ダニ、塵、薬物などがあります。
食品については、これまで国が実態調査に基づいて
特定原材料(7品目)
えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生
特定原材料に準ずるもの(21品目)
アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
を指定しています。
また、特定原材料については、食品のパッケージに表示する義務があります。
アナフラキシー
一番重篤なアレルギー反応は、コロナ禍で知名度が上がった「アナフラキシー」で、血圧低下、呼吸困難、意識障害が起きます。
また、急激に症状が進行する場合を「アナフィラキシーショック」と言って、命に関わるものです。
僕がアナフラキシーになった時は、抗がん剤の点滴中で、喉がイガイガして痛み、喉から腹まで下がり、ぼーっとなりました(原因は、シスプラチン)。
病院だったので点滴をしてもらい、30分程で回復しました。
アレルギーの症状
アレルゲン別の症状は
食品 じんましん、息苦しさ、舌の違和感、吐き気、嘔吐、頭痛など
花粉 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなど
真菌 湿疹、咳、鼻炎、結膜炎など
動物 くしゃみ、鼻水、湿疹、咳など
昆虫、ダニ、塵 咳、くしゃみ、喘息、鼻炎など
薬物 充血、むくみ、腎炎、肝障害、湿疹など
とされています。
また、どのアレルギーでもアナフラキシーになる可能性があります。
まとめ
昔は、アレルギーがあるのに、パンやそばを学校給食で食べた小学生が亡くなったり、重篤になった事がありましたよね。
今では、食品アレルギーの認知度が高まり、米粉を使ったパンやケーキが提供される時代になりました。
アレルゲンは、国が特定原材料に準ずるものと指定した以外にも、多くあります。
一度アレルギー反応が起きると、治す事は難しいので、特効薬が開発されたらいいなって思いますよね(*´ω`*)