転ばぬ先の杖~お勧めの杖ゴム~
「転ばぬ先の杖」という諺がありますが、その意味は、「転ぶ前に、あらかじめ杖を用意しておくべき」という事です。今回は、杖の助成制度、転ばないために冬道で杖をどう使うか、お勧めの杖ゴムについて書きたいと思います。(この記事は、90秒で読めます。)
1割負担で入手可能?
杖(歩行補助つえ)の購入費は、身体障害者や難病患者の場合、9割を市町村が補助する、助成制度を使える事があります。
条件は、市町村によって違うと思いますが結構キツイ内容です。
歩行補助つえの種類は、カナディアン・クラッチ、ロフストランド・クラッチ、多点杖、松葉づえ、プラットホーム杖(T型は除外)に限られていて、一時的に使用する場合や世帯に市町村民税所得割額(前年度所得の10%)が46万円以上の者がいる場合は、補助の対象外となります。
実態は、必要になったら買ってしまうので、助成制度を使う方は少ないと思いますけど。
寒冷地での使い方
今年の札幌市の積雪は、多いところで147センチで例年の2.2倍、8年ぶりに積雪量が1メートルを超えました。
歩道は凸凹で、凍っている場所もありますが、最低買い物には行かなきゃならないので、必死の思いで杖を突きながら歩くお年寄りを良く見かけます。
僕もそうですが、寒冷地では杖の先に特殊な補助具を付けて、杖が滑らないようにしています。
僕は、この補助具を「牙」と呼んでいますが、「アイスグリップ」や「アイスピック」という商品名で売られています。
杖に取り付け、上向きに収納しておき、必要な時に杖ゴムの下にセットして、雪や氷を刺しながら歩くといった具合です。
お勧めの杖ゴム
積雪が少ないと牙は刺さらないので逆に滑りやすくなり、杖ゴムだけでも滑ります。
そうしたケースに対処できる優れた杖ゴムがあるので紹介します。
会社名は、「シナノ」で創業100年以上の会社です。
商品名は、「滑りにくい安全先ゴム杖用」と言います。
素材は、ゴムにポリプロピレンという樹脂の結晶を練りこんだもので、近くで見るとガラス繊維の様にキラキラ光って見えます。
効果と価格
実際に使うと、テッカテカの氷は無理ですが、ちょっとした氷、雪や水溜まりは、グリップしてくれます。
「杖の先次第で転ばぬ」と言ったところでしょうか。
僕は、2020年12月に買って、夏冬通して使っていますが、ほとんどゴムは減らず、効果は持続しているので重宝しています。
価格(2020.3現在)は
直径 16mm(通常)1,237円
18mm 1,837円
14mm 3,300円
で最安値は、Amazonです。
寒冷地に限らず、杖を使って滑った経験がある方にもお勧めのですので、是非試してもらいたい商品です。