肺腺がん9年目の闘病記

最近の話②

がん 最近の状況

 抑えたはずの原発が再活動して、体幹部定位放射線治療を受けたのまネコです。前回の記事「最近の話①」続きを書きたいと思います。

体幹部定位放射線治療の効果

 7月に受けた、体幹部定位放射線治療の効果は目覚ましく、10月のCT(造影剤なし、単純)では、腫瘍の形がぐにゃっと変形しているのが見て取れました。

 僕は、肺のCT検査と頭のMRI検査をを毎月交互に受けていますが、なんだかイヤ

CT検査 機器

な予感がしたんで11月もCT検査(造影剤あり)の検査を主治医に頼みました。                                              

新たな腫瘍

 その結果、原発はほぼ消滅!(^^)!していました。
 しかし、僕の勘が当たってあたってしまい、縦郭にあるリンパ節に転移が見つかりました(ヤバッ!!)。

がん 原発 転移腫瘍

 多くの場合、リンパ節から脳に転移するのがルートになっているので早急に対処する必要があります。

 がんは、本当にしぶとい病気ですね。

 この時点の腫瘍マーカーは、CEAが70.2、CA19-19が10.5で、高止まり状態です。

再び放射線治療

 11月の診察翌日に医大附属病院で診察を受け、再び放射線治療を受ける事になりました。

 ですが、通常の定位放射線治療なので、治療が終わるのは12月中旬になります。

 タクシー代も、20日通うと約8万円になるので結構な出費です。                                      

中締め

 原発の活動をイレッサ(分子標的薬)で封じ込めたて8年経ちますが、今になって活動を再開するとは、主治医も僕も思いもしませんでした。

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 1月の時点で対処できていれば、回避できたのでないかと悔やまれます。

 薬については、脳腫瘍に効いている可能性があるのでタグリッソを飲み続けていますが、効かない薬を飲み続けるのはむなしい感じがします。

 状態が悪化した場合は、テセントリク(免疫チェックポイント阻害薬)を使う予定ですが、がん細胞に抗体(PD-L1免疫染色)ある扁平上皮がんの患者が対象です。

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 僕にはこの抗体がありませんが、抗体がなくても効果があった事例もあるので、種の賭けという事になります。

 12月には頭部のMRI検査を受けますが、脳に転移していないかと不安な毎日です( ;∀;)