肺腺がん9年目の闘病記

最近の話①2021.11

がん 最近 状況

 タグリッソが効かなくなったのまネコです。今回はのまネコの最近の状況(2021年11月26日現在)について書きたいと思います。(この記事は2分で読めます。)

腫瘍マーカーの上昇

 僕は、毎月血液検査を受けています。その中で腫瘍マーカー検査(CEA、CA19-19)も受けています。

 基準値は、CEA~5.0以下、CA19-19~37.0以下です。

 2016年6月にタグリッソ(分子標的薬)を飲み始めてからは、腫瘍マーカーは基準値内で推移していましたが、2021年1月からCEAが二桁になり、徐々に上がり始めましたました。

PET検査 装置

 腫瘍マーカーは一つの目安で、脳に転移した腫瘍のや原発の肺の検査では異常なく、推移を見守る事にしましたが、5月には原発が少し大きくなり、主治医の勧めでPET検査を受けました。(右の画像は、PET装置)

放射線治療を受ける事に

 PET検査の結果、原発の腫瘍が大きくなっている事が分かったのですが、月に1回の診察、主治医が1ヵ月休んだ事もあり、話が進まず悶々としてました。

 僕は、何らかの治療をしないと、このままでは脳まで転移するという不安もあり、治療法を探したところ、体幹部定位放射線治療(SBRT)を見つけました。

治療法 見つけた

 主治医に話したところ、肺障害が起きることを心配されましたが、ネットに放射線医が書いている事を話し、7月から医大附属病院で治療を受ける事にしました。

 この時点の腫瘍マーカーは、CEAが73.1、CA19-19が25.2だったので、PETの結果と総合し、薬が効かくなった(耐性が出来た)事が確定しました(;O;)            

体幹部定位放射線治療(SBRT)について

 一般的に放射線を使って腫瘍を治療することを定位放射線治療(SRT)と言いますが、1回に照射する放射線は、約2.5Gy(グレイ)なので治療が終わるまでおよそ20日かかります(患者の負担が大きい)。

 この治療には、ノバリックやリニアックという装置を使います。

 これに対しSBRTは、同じリニアックでも呼吸で位置が変わる腫瘍を追跡できるメカニズムがあり、精度が高いので1回に約10Gyを照射出来ます。

放射線治療器具 リニアック

 なので、4日で治療が終わるんです。(右の画像は、リニアック装置)

 この治療が出来るのは、放射線治療科がある大きな病院で、治療可能な部位は、肺、肝臓、前立腺、膵臓、子宮に限られています。

 ※ ほかにも腫瘍の大きさなどの条件があります。                                         

 長くなったので、この続きは、最近の話②(ここをクリックに書きます。