最近の話➄
虫垂炎の手術を終えて、7月13日(通算8日入院)に退院したのまねこです。今回は、最近の話として、がんの原発と脳腫瘍の状態、腫瘍マーカーの推移、虫垂炎の手術、虫垂炎の症状について書きたいと思います。
原発と脳腫瘍の状態
5月のCTで原発の部分は、かなり薄く見えるようになり、今後消える事に期待です。
脳腫瘍については、最近の話で初めて書きますが、空洞が出来て少しずつ大きくなるという、とても不可解な状態です。
去年12月と今年6月の画像では、こんな風に見えます。
これまで2人の専門医に見てもらっていますが、決定的な答えが得られていないので、7月中に3人目の専門医に見てもらう予定です。
腫瘍マーカーの推移(4月以降)
4月 CEA 9.4、CA19-19 3.1
5月 CEA 22.7、CA19-19 3.1
6月 CEA 45.5、CA19-19 4.7
基準値:CEA~5.0下、CA19-19~37.0下
テセントリクを使うかの判断は、次回の腫瘍マーカーの結果次第になりそうです( ;∀;)
虫垂炎の手術
手術前日(7/6入院日)
麻酔科医師と麻酔科看護師の説明を受け、同意書を作成します。
麻酔科医師と話をした時に、制吐薬の点滴と尿管カテーテルの不使用(尿取りパンツの使用)をお願いしました。
しかし、尿取りパンツは、手術の妨げになるので却下されました(残念)。
病室で、臍の掃除と手術の邪魔になる陰毛の処理をします。
夕食後から絶食で、下剤(センノシド)を飲みます。
手術当日(7/7)
朝に浣腸剤を使って、腸内をきれいにします。
手術の同意書を作成します。
血栓が出来ないように、弾性ストッキングを履いて病衣に着替えます。ストッキングは、ぴったりしているので履くのが大変ですね。
手術に向けて気持ちを落ち着かせます(ふぅ)。
手術
僕が手術を受けた病院では、お腹に3つの穴を開け、内視鏡で手術します。
僕の場合、虫垂と腸管が癒着していて更に1つの穴を開けて剥がしたとの説明がありました。
お腹に穴を開けた場所は、右の図の通りで、青が通常で、赤が追加分となります(約2cm)。お腹を切らずに済んだのは幸いです。
なぜ遠い場所に穴を開けたのか?と聞いたところ、近くに開けると作業し難いとの事でした(なるほど)。
手術に要した時間は、1時間半で、手術後に目覚めたのは手術室、鼻水・痰が出て喉の痛みがありました。
制吐薬が少なく、気管内に挿入した酸素を取り込むチューブが喉を傷付けたと思われます。
痛み止めと抗生剤の点滴が繋がれていました。
病院によって違いますが、術後は翌朝まで安静、(病室に戻ると、全方向に柵を設置され、身動きが取れません)水分も摂れません。
術衣は着たまま寝ます。
術後
炎症値がかなり上がりました(術後は通常3.0だそうです)。
CRP(炎症値)
7/ 8 5.613
7/ 9 27.552
7/11 13.583
7/13 3.410
炎症値が下がるまでは、ソルテム3A(電解質)、ラコールNF(栄養剤)、タンピエ(抗生剤)、アセリオ・ロピオン(痛み止め)を点滴しました。
1日目(7/8)
手術で腸にガスを入れたので、お腹に張りと痛みがありました。
病室でレントゲン撮影がありました。お腹の痛みをこらえて、堅いレントゲン板の上に乗るのが結構大変でした。
全身を拭いてくれますが、起き上がれないので、体位を変えるのも大変でした。
食事は、本来なら手術の翌日昼からですが、癒着で炎症値が若干高く、食事はお預けとなりました。引き続き水分の摂取もNG
お腹の動きを活発にするため、看護師の付き添いで病棟内を歩きましたが、病室に戻るとめまいがして、1時間程動けませんでした(炎症値が高いため)。
2・3日目(7/9,10)
9日にガスが出ましたが、炎症が起きているせいか、再びお腹が張ってガスも出なくなりました。夕方から痛み止めの点滴が中止され、飲み薬(セレコキシブ錠)になりました。
退院後、点滴に頼らない生活を送れるようにするためだそうです。
10日には、傷口を保護するテープが剥がされ、腸の動きを活発にする漢方薬(大建中湯)が処方されました。
4日目~退院(7/11~13)
11日、ガスと便が出るようになり昼より食事、夜に点滴が終了となりました。今回も点滴台と一緒に行動する事が大きなストレスでした。
12日、退院に向け独自に歩行訓練をしました。
13日、血液検査とレントゲン撮影を踏まえて退院となりました。
退院後は、臍と虫垂のあたりに少し痛みが残りましたが、5日で痛みがなくなりました。
虫垂炎の症状
典型的な症状は、微熱やだるさ、みぞおちが痛い、吐き気、右下腹部が痛くなると言われていますが、症状は一律でなく、CTで撮影しないと診断が難しいそうです。
厚生労働省の調査(平成29年10月)では、10月中の何れかの1日で、虫垂の疾病患者の人数は、推計で数約3,100人、うち入院が約2,100人だそうです。
これに365を掛けても年間の患者数になりませんが、結構多いのではないでしょうか。
10代に多い病気ですが、全世代で発症しますので、虫垂が残っている方は、お腹の痛みが強くなったら虫垂炎を疑ってください。
虫垂が破裂すると生死を彷徨う事になり兼ねませんので…