肺腺がん9年目の闘病記

肺がんの組織型分類と特徴

肺がんの組織型分類

 肺腺がんののまネコです。今回は、肺がんの発症率、4つの組織型名称、簡単な特徴、発症場所、概ねの割合について書きたいと思います。(この記事は1分で読めます。)
肺がんの発症率
 厚生労働省の発表によると、2018年にがんを発症した人数は、年間98万856人です。

 その内、肺がんを発症した人数は、12万2,825人で、男性が8万2,046人(14.7% 4位)、女性が4万777人(9.7% 3位)です。
 ※ 性別不詳があるため男女の合計が総数と一致しない

肺がんの組織織型分類

肺腺がん(僕のがん)
 女性に多い、遺伝子変異との関わりが多い、肺の奥のほう(肺野部:はいやぶ)で発症(約50%)

扁平上皮がん
 喫煙が強く関わっている、肺の入り口近く(肺門部:はいもんぶ)で発症(約30%)

肺がん組織型図

小細胞がん
 小さい細胞からなる、増殖が早い、肺門部で発症(約15%)

大細胞がん
 大きな細胞からなる、肺野部で発症する、症状がない(約5%)
 ※ %表示は目安です。

WHOによる肺がんの組織型分類
 WHOが2017年に発行した「肺がん取扱い規約」では、肺がんの組織型分類を「腺がん」、「扁平上皮がん」、「神経内分泌腫瘍(小細胞肺がん、大細胞神経内分泌がん、カルチノイド症候群)」、「大細胞がん」に変更していますが、日本ではあまり定着していないようです。

説明が面倒        
 例え組織型の名称を覚えても、説明するのは難しいですね。

 肺腺がんだけ「肺」という部位が分かる名称がついているのも変ですし、扁平上皮がんの人は、「扁平上皮型の肺がん」もしくは「肺がんで扁平上皮型」って言わなきゃならないんですかね。

 僕もそうですが、面倒くさいので、単に「肺がん」と言ってしまうと思います。

肺がんはタバコが原因と思う人が多い
 患者でも理解に苦しむんですから、肺がんの分類を知らない人に至っては、全く理解できないと思います。

がん 井戸端会議

 ですから、井戸端会議で「○○さんの旦那さん、肺がんで入院したんだってね。」、「そうそう、たばこの吸いすぎじゃないの。」っていう会話が成立していまうんでしょうね。

  もっと分かりやすい名称にしてもらいたいと思います。